流産、死産、新生児死亡などを体験された皆さんが安心してご参加いただけるよう、天使の保護者ルカの会のお話会には、いくつかの約束ごとがあります。会の初めに、その日の進行役が、以下のお話会のお約束を読み上げます。
お話会のお約束
ルカの会は、何らかの宗教や思想とは一切関係しておりませんので、そういったものの持ち込みは禁止いたします。
お話しする方は、ありのままのお気持ちを気兼ねなくゆっくりとお話しください。
誰かが自分の気持ちを話しはじめた時、注釈や詮索でことばをさえぎるようなことはせず、最後までじっくりと聴きましょう。
また、皆さんが安心してお話できますように、「この会で聴いたことは、この場所に置いていく」ということを原則とさせていただきます。
この会で知り得た個人的な事柄を、外(不特定多数の人のいる場所で)で話されることのないようにお願いします。
お約束について
これらのお約束は、協働運営しているWAIS(お空の天使パパ&ママの会)の「天使の保護者会」と同じものを使っています。
参加された方が、「話したいときに、話したいことを」安心して話せるようにと考えたルールです。
「ルールがあるなんて窮屈」と思われる方もいるかもしれません、
しかし、参加される方たちの状況はそれぞれです。話そうとするとき、気にすることも、話し方も、話す内容もそれぞれ違います。
上記のお約束は、自分が話したくないことや話題のときは、話さなくてもいいというお約束なのです。
この約束があることで、参加者はグループの中で自由になれます。
たとえば、静かに沈黙する時間もあります。話し続けることに慣れた方には、初めはちょっと居心地悪いかもしれません。でも、お話会は、よどみなく話し続けることが大事な場所ではありません。人の話を聞いて感じたり、考えたりする場所でもあるのです。
みなさんがゆっくり考えて話せるように、進行役(ファシリテーター)は、無理に話すことを勧めたりしません。
指名されて聞いてもらった方が話しやすい方もいるかもしれませんが、ルカの会では、極力こうしたことは避けています。
参加された方の(わが子を想う)自由な感覚や(話したいという)お気持ちを大切にしているからです。
このように、どんなことでも、話したいと思ったことを、安心して言葉にできるよう、ファシリテーターは、雰囲気作りに努めます。
ルカの会は、会場の外の世界とは少し違います。
参加されるみなさんには遠慮なく、心のままに、お話したり、聞いたり、その時間を過ごしていただきたいと願いながら、スタッフは運営しています。
これらのルール(お約束)によって守られた特別な場所でなれますようにと願っています。